ガリベスの徒然なる日々

徒然な日々の中で気になった事をつらつらと記していきます

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【本当にあった】顔〜急〜その3【怖い話】

これは私がTとルームシェアをしていた頃の話。

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これまでの出来事はこちら

旅行に行ったTと連絡が取れない中、カランカランという怪音が響いていた。T母のおかげなのか怪音は消えたのだが、台風が接近している中、怪音が響いた部屋から私は身動きが取れなくなっていた。

 

カランカラン…あの音が脳裏を過る。そして陥る疑心暗鬼。本当に電気は消したのか?冷蔵庫は閉めたのか?あの音は本当に聞こえていたのか?そんな事ばかり考える。

 

台風被害の中心から離れた土地に住んでいるので雨風はあれど大きな害はなかった。しかし、外出が出来るような天候ではないため、家の中からは出られず。風と雨で叩かれる窓の音がどこか私を不安にした。

カランカラン…という音は聞こえる事はない。

雨によって暗くなった外と、あの音によって寝られなかった私は何をするでもなく部屋の中で携帯電話を触りながら微睡んだ。

 

チリリリン

 

微睡んでいた私を目覚めさしたのはTからの電話だった

T「昨日めっちゃ電話あったけどどしたん?」

私「電話でろよ!!めっちゃ怖かったんや、電話でないし何かあったんかとも思ったわ!」

不安な思いと心配の思いが溢れて、怒声に近い声で彼と連絡をとった

T「すまん、すまん〜。ちょっと田舎の方に泊まってるから電波届かんかったわ笑」

T「台風も直撃しなかったし今晩には影響無さそうやね、今日の晩には帰るよ〜」

私「早く帰ってきて!」

T「彼女かっ!まぁ早めに帰るつもりよー!ほな、また!」

私はTが帰ってくる安堵から緊張の糸が切れ、電話を終えたまま目を閉じました。

 

 

そして、私は金縛りで目覚める事になった。外がまだ薄明るいので夕方ごろだと思います。

耳鳴りがし、身体も動きませんが、視線だけは動きます。

しかし窓にはが見えるわけでもなく、も聞こえません。また、疲れてるだけだと思い身体を動かそうとするとスッと動きました。

今まで金縛りにあった時は動かすまでに時間がかかったのに。もう治ったのかと寝返りを打ちました。

 

すると。

 

キーン…耳鳴りが強くなり、また金縛りが始まりました。そして、全身の毛が逆立つ感覚…

寝返りを打った視線の先には隙間の空いた襖

 

 

 

 

確実に何かがいる感覚を感じるのですが隙間から先に見えるのは玄関のみ。ゾワゾワとする感覚は収まらず視線を足元の方に落としました。

 

 

 

 

そこには顔が有りました

 

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女の顔が、表情なく私をみています。陶器の様な肌、首の周りに絡みつく黒い長髪。瞳は何も写さず虚空を見るようにただただ私の視線の先にあります。

 

身体も動かせ無い状況で、その顔から目を背けたいのですが、視線を離す訳にはいかないと何故か思い、ただ彼女をにらみつけました。そして、必死に声を出そうとします。

「どっかいけ!どっかいけ!」気持ちはあれど音にならない声。

私の抵抗は虚しく女は何をするでも無く私をみています。私もどうにかしようと必死に暴れましたが…度重なる出来事に対しての疲れもあり少しずつ抵抗するのもやめました。

もう、だめだ…と諦めたとき。

 

女の顔が変わり出しました。

口元が釣り上がり笑顔の様な表情を取りだしましたが

 

しかし

目元は睨みつける様などのような感情をあらわしているのかわからない顔になって来ました。

これは何かマズイ…感覚がそれを報せます。

 

 

 

 

ンバンバンバン!!!

 

 

私の部屋を囲む襖、壁を叩く様な音が複数回連続で聞こえた所で私の記憶は途切れました。

 

 

 

 

T「ただいまぁ〜」

Tの声で目覚めた私。隙間はしまっており、女の首があった形跡はもちろんありません。台風もいつのまにか去った様で外からは秋の虫が鳴いてる音だけが聞こえます。

 

私「この家をでるわ」

T「へ?いきなり!?」

私「とりあえず、今日はお互い休んで明日仕事が終わってからT母の店で話すわ」

 

次の日T母の店であった起こった出来事を話します。

T「そんなん、気のせいやって笑」

私「かもしれんけど、流石に連続してやからキツイし帰る。」

そんな話をしていると

 

T母「それもいいかもね。ガリベス、モテモテやからあそこにいたら多分また似たようなんが遊びにくるわ」

 

どうやら、私が住んでる○○寺付近の部屋は霊道に近い様で○○寺に向かうモノが寄り道をするらしい。私は女性に魅入られやすく、それらにイタズラをされやすいのだという。今はまだ実害は無い。だが、そういう環境の中で暮らし続ける事により、悪いモノが来てしまう可能が高くなるのだそうだ。

違和感、感覚から、音、そして見えないものが見えるようになってきている事がその現れなのだとか。

その話を聞いて決心をつけた私はTに了承を得て直ぐに実家に帰る事になりました。

 

 

こうしておよそ半年のルームシェアを解消する事で、私はようやく恐怖体験から逃れる事になったのです。

 

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