ガリベスの徒然なる日々

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【本当にあった】カランカラン〜急〜その2【怖い話】

これは、私がTとルームシェアをしていた時の話です。

 

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今まで不思議な事やゾクっとするぐらいだったのに、恐怖と言うものを感じ始めました。私は霊感はないから、みる事はないと思ってましたし。なんだかんだで勘違いだろうと思っていました。しかし、度重なる体験の中で恐怖を感じてからは、日常の違和感が全て恐怖に行き着くような…そんな思いに囚われてしまいました。

 

私は囚われてしまったのか、それともこの現象の数々に魅入られてしまっていたのか…

 

カランカラン

 私が女を見てから…何か物音がする度にいるのではないか?と考えるようになってしまいました。家に一人でいても何かしらに見られている様な…そんな気がしてならないのです。

 

その為、仕事が終わってもTが帰ってくるまで外出して、深夜に家に帰る。そんな毎日を繰り返しました。そんな生活を数週間続けていると、流石に仕事への影響が出始めました。

このままではダメだと、今まで通りの生活をしようと家で過ごすようにしました。特に何も起こらないし、やはり自分の考えすぎ、気持ちの問題だと言い聞かせ過ごしました。

 

数日経ったある日

T「しばらく旅行いって来るわ!」

私「えらい、急にやな。台風も近いし気をつけや」

Tが3日ほど家に帰らない事になりました。

台風が近づいてる最中何を言ってるんだ…と思いながらも何事も起こらなくなった私は了承して、一人で過ごすことになりました。

Tが旅行にいった初日は特に何事も起こらず。

台風は明後日には通り過ぎる様子でTが帰れるのか?とかTを心配する余裕がありました。

 

2日目には台風も近づき、風が強くなってきました。夜勤明けで疲れて家に帰ってきた私はベランダのハンガーや物干し竿を下ろしたりと、台風に備えると直ぐに睡眠をとりました。

 

カラン、カラン…

カーテンの隙間から見える外は暗くなっています。台風のせいで外に釣ったままのハンガーが音を鳴らします。

 

昼間から一食もしておらずお腹の空いた私は冷蔵庫を開けました。男二人の冷蔵庫は質素なものでビールと漬物くらいしか入っていません。冷蔵庫を閉め、「近くのラーメン屋に食べに行くか…」と私は家の電気を全て消し、ラーメン屋に向かいました。5分もかからない距離なので直ぐに食事を済まして家に帰りました。

家に帰ってくると風呂場の電気はついており、電気を消し忘れたようでした。更には冷蔵庫も半開きになっており、自分の戸締りへの意識不足が露見しました。

何をやっているんだろう…風呂場の電気を消して、ため息をつきながら冷蔵庫を閉めました。

 

カランカラン…

台風が来てるのに、物干し竿のハンガーを下ろしわすれたか…ベランダに出るとそこには綺麗に片付いたベランダ道具。

 

カランカラン…

 

ベランダの方から確かに聴こえていたはずの音がベランダからは見えない部屋の側面から聞こえてきます。

 

カランカラン…

 

急に今までの出来事が蘇り、

 

キーン…

 

耳鳴りが始まりました。

 

私は急に怖くなり窓を閉めて自室に籠りました。耳鳴りは弱いながらも続き

カランカランと風で何か軽いものがぶつかるような音が数分おきに聞こえるのです。そして、ゆっくりですが、確実に聴こえる方向が動いているました。

 

カランカラン

 

カランカラン

 

その音は玄関の方向まで移動してきているように感じました。

私はTに電話をかけました。

「おかけになった電話番号は現在電波の届かない所にいるか…」

なんどかけても繋がりません。

そうこうしている間に、

カランカラン

 

カランカラン

 

玄関の前あたりまで聴こえてきました。

カランカラン

 

カランカラン

 

玄関の前まできた音はゆっくりと移動して隣の家まで移動しているようでした。

 

カランカラン…

 

カランカラン

 

徐々に音は小さく、私の家から遠ざかっていくのがわかりました。

 

私は一安心し、息を潜めて耳を澄ましていると、徐々に耳鳴りは弱くなりました。今のはなんだったんだろう?怖くて仕方ありませんが、台風も近づき家から出るわけにもいかず。引き続き部屋に籠る事にしました。

 

どれくらい時間がたったのかわかりません。いつのまにか寝てしまいました。外のカーテンの隙間はまだまだ暗くて、夜が明けてない事はわかりました。携帯電話を開き時計を見るとまだ2時。

もう一度眠れると目を閉じると

 

 

カランカラン

 

私の後ろの壁からはっきりと聞こえました。

カランカラン

壁の向こうは隣人の部屋。聞こえるはずはない。

カランカラン… 

 

カランカラン…

 

少しずつ音の感覚が短くなる感じがする。それと私は気づいた。私の部屋の周りをぐるぐると回っているように音が聞こえる。

 

カランカラン

 

カランカラン

 

私は必至になってTに電話をした。電話は繋がらない。

 

カランカラン

 

カランカラン

 

回る音がどんどん近づいてくる。布団に包まりTに電話をかけ続ける。やはり繋がらない。

 

ふと、T母を思い出した。T母に電話すると数コールで

T母「どうしたんや?」私「あの…T母「あ、お疲れ様でーす。イタズラやから大丈夫違う?」

 

私は泣きながら、電話しているのにT母は終始笑いながら電話の相手になってくれた。私はこの深刻な状況を笑って聞いてるT母にやや怒りを覚えて来ました。

T母「もう大丈夫やわ。

 

確かに音が聞こえなくなりました。

T母「明るくせなぁ〜笑」

私「こんなん無理ですよ…」

T母「弱った姿見せるとドンドンイタズラしたくなるよ。とりあえず明るく笑いな」

私「頑張ります」

T母「台風済んだら内に来いな!ミルだけミテあげる。それまで我慢やな」

私「はい…」

 

台風が過ぎるまでの我慢!と思い。

少し落ち着いて来たので電話を切りました。

時間は3時過ぎ…まだ台風は海上で速度も遅いらしい。仕事は2日休み。Tが帰ってくるまであと1日。

1日辛抱したら、解放される。

外の雨足は徐々に強く、風も強くなってきた。

 

私はこのままこの部屋で過ごせるのだろうか?

 

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